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アメリカの若者への手紙
(LETTER TO AMERICA'S YOUTH)

October 10, 2002


決議反対派のリーダー、クシニッチ下院議員は、20021010日、戦争決議案の審議中に下院で以下の声明を発表した。

昨日、学生達が、連邦議会議事堂の西の正面で平和集会を開きました。おそらく、連邦議会の敷地内でのイラク攻撃反対の最初の集会であったと思われます。私は集会に出席し、アメリカの若者達の疑問の声を聞いてきました。

なぜイラクの人々に対して戦争を仕掛けるのか
?
なぜ無辜の市民を脅かす兵力の派遣を主張するのか
?
なぜ問題の解決の手段として戦争を選ぶのか
?
なぜ私たちの国を世界の連帯から切り離そうとするのか
?
なぜ平和的な解決の機会を与えないのか
?

私は平和集会に参加した若者達の顔を見ました。初々しく、希望にあふれ、楽観的で、挑戦的な顔、顔、顔。まもなく我が国の若者たちの声が、国中で聞かれるでしょう。彼らの声は、キャンパスで、タウンホールで、デモで聞かれるでしょう。私たちは彼らに注意を払うべきです。

彼らは、無意味な暴力、心無き戦争、罪の無い人々の死、ある村を救うための別のある村の破壊に反対し、立ち向かうために声を上げるでしょう。未来は作られるべきものが破壊される時を知っているので、声は緊急に上げられるでしょう。平和の約束が地獄の劫火に包まれるとき未来は疑いを知るのです。


戦争に反対している我が国の若者達は、未来のアメリカから、アメリカの可能性から、全ての世代の何百万人ものアメリカ人の急上昇する熱い思いから、メッセージを発信します。アメリカの未来像を。

未来のアメリカは非暴力を、社会の原則にするために働きます。

未来のアメリカは戦争を過去のものにするために働きます。

未来のアメリカは、殺戮をすることなく国内でも国外でも話し合いによって問題を解決するために働き、勇敢に平和に暮らす国家になります。


未来のアメリカは世界がお互いに結びついた全体であるということを心得ています。未来のアメリカは、輸送、コミュニケーションおよび貿易の変化が人々を世界の隣人にするということを理解しています。

未来のアメリカは、一人一人が尊く、一人一人が重要であり、私たちがする一つ一つの選択が他に影響を及ぼすということを信じています。一人を傷つけることは全体を傷つけるということであり、正義が世界に受け入れられ、復讐は神のみのなせる業であるべきだということを信じています。

人権、労働者の権利、環境保護の原則が、人間の「契約の箱」
にあるのがアメリカなのです。

未来のアメリカは、それぞれの人生に開かれるべき機会が与えられている国です。誰もが公的医療保障を受けられる国です。誰もが高等教育を受けられる国です。誰もが退職後の保障を受けられる国です。そこでは人生の質が問題になります。そこでは人々は家庭を築き、地域社会を築き、私たちの夢であるアメリカのコミュニティーを築き、私達の最も高い願いがより良い国家、より良い世界への道を照らす国なのです。

未来のアメリカは、地球の生命を維持するために働く国です。それは地球的規模の環境保護を擁護する国です。核兵器、化学兵器、生物兵器を廃棄するために全ての国と手を携える国です。

未来のアメリカは、不安な人間の魂のための天国を失わない国家です。また、異星からやってくる王国が、戦争ではなく恒久的な平和をもたらすべきであるとの思いから、宇宙に兵器を配備することを拒絶する国家です。

戦争を求めてわめきたてる声がある一方で、未来のアメリカは世界中の人々との連携を探し求め、統治ではなく調和を探し求めます。

それでは、私は、あなた達アメリカの若者達のために、賞賛の聖歌を歌います。時代錯誤の戦争で戦わせるために君達を無理矢理引っ張って行きたがる輩がいる一方で、君達が、私達にこの国がより高い要求を持っていることを思い起こさせてくれ、君達が未来から前進しているのですから。君達は、アメリカの可能性を思い起こさせてくれます。より良い方法を探求するよう私達を駆り立てます。民主主義の道をまっすぐなものにするために私達に加わってくれます。

今は、私達がかつて戦争に直面した時のように注意すべき時ですが、戦争の叫びを鳴らし、戦争の警報を鳴らす同じ起床ラッパが、私達自身の国の自由の灯りを再び灯すための神聖な動機で若者たちを前へと動かしているので、また喜びの理由のときでもあるのです。

だから老いも若きも前に進みましょう。アメリカの未来のための備えをしましょう。


…契約の箱…モーゼの契約の箱。(旧約聖書)

 

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