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労働者の魂とアメリカの復興 (The Soul of the Worker and the American Restoration)

The Iowa AFL-CIO State Convention
Des Moines, Iowa - Wednesday, August 14, 2002

私は労働者の家に生まれました。父はトラックを35年間走らせた運転手でした。彼はポケットに退職小切手を入れたまま亡くなりました。現金化されていないままです。父と母は七人の子どもを育てました。私はその中の一番上です。私たちは、私が17才の時までに21か所の違う場所に住みました。仕事を持っていることが一家の問題すべてを解決するわけではありません。私が最初の頃にした仕事のうちの一つはクリーブランドのプレイン・ディーラー新聞でのものでした。印刷業務をしていたときに、「アメリカ新聞協会」に加入しました。何年か後にTV 8で働いていたとき、「米国テレビ・ラジオ・アーティスト連盟」に所属しました。今日私は、アメリカ労働総同盟・産業別労働組合会議 の「演劇舞台国際同盟」 カメラマン連合の会員です。
これが私の会員証です。
私は労働者の家の出であり、今でもそうです。これが私の下院議員カードです。 この議員カードは私が働くところです。 そして、こちらのアメリカ労働総同盟・産業別労働組合会議のカードは私の心のあるところです。

私を議会に送り出してくれた男性たちや女性たちの希望や夢は私が旅するときに導いてくれる星です。組織的なキャンペーンがあるときには何時でも私はそこにいます。ピケを張るときにも、勤め口を守るときにも、雇用条件を改善するときにも、法を擁護するときにも。私の目的とはこういうことなのです--つまり、この国をずっと作り上げてきている人々、この国を立て直したいと願う人々に代わって立ち上がり、声をあげることです。私の情熱はここにあるのです--それは、働く人々の権利を高めることです。
労働者の権利は私たちの民主主義を守る鍵です。

労働者の権利は家族を支え、精神を養い、平和を創造する気高く精神的な本質を含みます。労働者の権利は人間の権利なのです。

今日、努力を再び傾けることを新たに始めましょう。労働を通して豊かさを築いてきたその人々のもとに経済的公正をもたらすために。活気を取り戻した労働運動はアメリカの政治をも再び活気付け、より公正な社会をつくるでしょう。あなたの大義は私たちの国の大義です。あなたの夢はアメリカの夢です。同胞関係の結合の大義は労働者の賛歌に感じられます。連帯はこの大地をこだまする歌になり得ます。連帯は、骨を折る仕事に尊厳を与えるすべての人々の勇気を高める音楽になり得るのです。

何十年もの間、労働階級は抑制のない企業の力の危険について国に訴え続けています。組織的な運動は 自分たちの元にその教訓をもたらしてきました。雇用者たちは労働組合の支援者たちを解雇しています。会社管理者たちが扇動する反労働組合のためのプロパガンダに耳を傾けることを被雇用者に強いています。資金を投じた反労働組合キャンペーンを行うために第三者を参加させています。仕事を失うことに対する恐怖を抱かせています。
町から出て行く羽目になるという恐怖さえ抱かせています。

これらの争議でしばしば労働者は孤立しています。しかし私たちはこの状況を変える必要があります。半分の被雇用者が集まった時点で自動的に労働組合を結成する権利を保障してくれる民主党を私たちは必要としています。同胞よ、労働者たちが恐れずに脅えずに組合を選択することができる時、彼らは組合が出す集団の声を選択しているのであることを知っているでしょう。クリーブランド・公正な職場のための労働者権利委員会のメンバーとして、私は、その共同体が 2000人近くの被雇用者が組合に参加する手伝いをするのを見てきました。私たちは、職場での社会的平等を備えてくれる国の労働法を必要としています。

企業が賃金や給付金を減らし、勤務時間を大幅に減らし、一時間あたりの支給賃金をだんだん減らそうとし、契約を破り、倒産戦略によって退職に追い込んでも、労働者はほとんど単独で立ち向かっています。今日の企業責任に対する叫びは、数字を公表する誠実さと株主の金額の信頼性のある管理を求めています。

労働を通して富を築いた人々にとって、等しい関心事である必要があります。なぜなら組合に対する攻撃は富を上層部で再分配する手段であるからです。組合会員数が低下するにつれ、富の不均衡は増加しました。1973年以来、組合会員数は24%から14%まで落ちています。そして低所得階級、中流階級、および上層中流階級の総計収入の割合は低下しています。

裕福なものがより裕福になるというのは言い習わされていることです。しかし、働くホームレスを含む、働く貧困者階級が出現したことはアメリカの政治経済において新しい慣例です。アイオワにいるホームレスの家族たちの半分以上は、雇用されている人を家族内に持っているのです。たとえ今日のインフレ調整された最低賃金が1979年より21%低くても、議会は、5.15ドルの最低賃金の増加を承認しないでしょう。

1981年以来、最も低所得である5%の人々の収入が20%以上減少していた一方で、この国の最も豊かな5%の人たちの収入の占有率は40%以上増加しています。さらに著しい差異が生じています。ビジネスウィークによれば、平均的CEOは、1980年に平均的な労働者の収入の42倍を、1990年に85倍、そして2000年に531倍の収入を得ました。フォーブズ誌は、億万長者の数が1982年の13人から、1996年には149人までに増加したことを指摘しています。

過去20年に、あなたたちは、交渉のテーブルにつき、適正賃金と給付金のために戦い、その要求は 会社の競争力を弱めるほど大きすぎるものであると言われました。そして、その間中、富は上方へ加速され続けたのです。NAFTAおよび他の貿易協定の助けを借りて。それらの貿易協定は世界中の労働者の権利を弱め、賃金を低下させるように企てられています。

引用します。
「…働く人々は引き渡され、隔離され、無気力になっている。雇用者の冷酷さと無制限の競争への貪欲さに……労働力の雇用と商業の指揮管理は、ごく少数の人の手に集中している。少数のとても裕福な人々が 大多数の貧しい労働者に、ほとんど奴隷制度のそれと変わらないくびきを付けることができるのだ。」
これは、111年前にポープ・レオ13世が資本と労働に関する文書の中で言ったことです。

偉大な精神的指導者の言葉を引用しましょう。
労働基準を改善することで人々の状況を向上させるため日々の努力の支えとなることは、大きな道徳上の大義であるからです。すべての人間の本質的な価値についてです。労働と労働者の両方が尊重されるときすべての男性と女性が日々の糧を得る機会を与えられるとき、すべての人が生計を立てるための賃金を支払われるとき、強い手も弱い手も、より新しい世界を求め構築するために共同の活動に向けて手を握るとき、そのとき日々は労働者の手に属するものとなります。そして、あらゆる声が、人が一緒になって前に進む事が 人の生活の状態を向上させたその時のことを賞賛するでしょう。私たちを集めるのは、私たちを協調してその線上に集めるのは、崇高な大義です。

私たちは力を 体のすべての細胞で感じる必要があります。連帯がもたらす力を。私たちの目的を確かなものにする力を。集約され一定の方向に向かうとき、企業の利益に握られている民主党を救うことで、私たちの国を救う力を。啓蒙化した利己主義は、民主党を責任あるものにすることを労働者に要求します。労働者たちは民主党員を労働者の旗印に再編しなくてはなりません。労働者たちは2004年に向けて民主党の綱領を、今、作り始めなくてはなりません。経済公正の堅実な原理の普及を確かにするために。選挙日に家に留まることになるかもしれない何百万ものアメリカ人を、私たちの民主主義を救うために投票するよう喚起するため

労働者は、身の入らない指名候補者、あるいはその場しのぎの中途半端な策を不承不承でも受け入れる余裕がありません。貿易協定は、世界貿易機構へ主権を移し、私たちの経済をむしばみ、労働者が自己防衛する能力を荒廃させています。私たちの民主主義は、その貿易協定によっても破壊されています。そのような今まで通りのシステムを保つ策ではいけません。
「労働者たちに害を与え痛めつけるものすべては背信である」リンカーン大統領は言いました。
「もし誰かがあなたに『アメリカを愛している。(しかし)労働は嫌いである』と言うとすれば、その人はうそつきである。」
不正の腐食しているシステムの支持者は、根本的公平や労働者への尊厳に対する攻撃をする提案を促進し続けます。チーム法で、彼らは、組織する権利を攻撃しました。補償法の功績賞与で、彼らは労働者から超過勤務時間を奪い取りたいと考えていました。職場の柔軟性という名のもとに、彼らは公正労働基準法を撤廃したいと考えました。Paycheck Protection法では、強制的かつ政治的であるものとして、組合費を攻撃しました。彼らは、職場安全規則を、職業安全及び保健管理局によってではなく 企業の合意によって設けられることを望みました。彼らは、労働者が保護や権利を持っていなかった時代へ、私たちを連れ戻そうとしています。「16トン」の時代へ。
(訳注下記)

「16トンを積みこんで、何を得る? より日を重ね、より深く負債にはまるだけ。聖ペテロよ、私を呼ばないでください。私は行くことができません。私は会社の倉庫に魂の借りがあるから。」

アメリカに16トンはもういりません。労働者の魂は売りものではありません。労働者の魂は企業の供物台で犠牲にされるものでなければ、対立し無関係な政府によって滅ぼされるものでもありません。労働者の魂は、労働者の権利の法において正式に丁重に扱われることで回復されるでしょう。もし2004年に労働者たちが、私たちの国家の国会議事堂の頂まで行くのなら、そのことは、働く人々のこれらの権利を、石に彫られた形で、取り戻すに違いありません。

「人々は仕事に対して権利を持っています。
安全な職場に対する権利
適正な賃金と給付金に対する権利
組合を組織し代表する権利
労働条件を遺憾に思う権利
ストライキを行う権利

仕事中の怪我に対する公正な賠償金の権利
不注意な雇用者によって害された場合、訴える権利
年金と退職手当の保証される権利
政治的なプロセスに参加する権利」

これらの基礎的な権利は民主的社会において侵されるべきではありません。もし企業が労働者に対して責任を持たないとすれば、真実の企業責任能力はありえません。もし労働者の権利が保護されなければ、労働者に対する責任能力はありえません。また、もし民主党が 労働者の権利の保護を、党の最重要の立法計画とし、2004年のホワイトハウスへ向けての党の運動の最重要の事柄と位置づけないなら、労働者の権利は保護することができません。民主党は、すべての人々のための党であるべく、労働者たちに促されなければなりません。

民主党が立ち上がるとき、兵士から成るのでなく、一般大衆とともにであるべきです。「労働者の将来はアメリカの将来である」、ジョン・L.ルイスは言いました。

労働者の権利の回復が、私たちに新しい政治の時代の夜明けを運んできます。労働者の権利はアメリカの復興において本源の中心にあります。これらは単なる政治上の信条ではありません。これらは 公正に関わる、均等に関わる、正義に関わる、永遠のモラルの法則です。

1660年代に、イギリスの復興は、王室を権力の座に戻しました。アメリカの復興は、アメリカの労働者階級の家族が経済力を回復することに関係します。みなが仕事を持つことを保証し、みなが意義のある仕事を持つことを保証し、みなが暮らしをたてるだけの給料を得ることを保証するのです。カーディナル・マホニーは言いました。「福利の低下の激しさは、持続的な貧困の現実と、乏しすぎるために家族が必要とするものを備えることができないほどの賃金の現実に向き合うことで抑えられるべきである。多くが福利を後にし、貧困を後に残す者はほとんどいないかもしれない。」アイオワにいる全労働者の25パーセントは、貧窮な時間給しか得ていません。誰が1時間当たり5.15ドルで生活することができるでしょうか。最低限の生活を送れるだけの賃金のためのキャンペーンは、人々が日々の食卓につくとき、かけら以上のパンを持つことを確実にする基礎作りです。

私たちがNAFTAを撤廃する時、アメリカと北アメリカ大陸全体で、労働者の権利の回復は始まります。NAFTAは、主に製造業において363000もの高い支払いのつく仕事を犠牲に、3600億ドルの貿易赤字に拍車をかけました。これが自由貿易と呼ばれるものです。しかし、仕事が失われるというのに、何が自由ですか? 産業が、賃金削除の対応策でもしなければ国から締め出される恐れがあるという時に、自由はどこにありますか? 集団で交渉する権利が砕かれているというのに、どこに自由がありますか? 組合が壊されているというのに、自由がありますか? あなたが抵当支払をすることができない時に、自由などどこにありますか? あなたが子どもを大学に行かせることができないというのに、自由はどこですか? 経済民主主義国家は政治的な民主主義国家の必須条件です。

NAFTAは、労働者の権利、人権および環境上の指針を保護する意図を持つ連邦法を攻撃しています。NAFTAを撤廃する時です。NAFTAが侵害した国と地方の主権を取り戻す時です。NAFTAは いりません。もう二度と 民主主義の上に踏み入らないでください。もう二度と 労働者の権利に踏み入らないでください。もう二度と 人権に踏み入らないでください。権利章典より以前へは戻りません。

「働く人々は国を知らない。彼らは世界人であるから。」と1887年に、アメリカ労働総同盟・産業別労働組合会議 創立者のサミュエル・ゴンパーズが言いました。国と国、二国間の貿易協定に帰すべき時です。各国の労働者にとって 生計を立てることのできる給与、手当てがあり、退職保障があることが通商協定の中核を成すような、人道的な取り引き提携をする時です。

アメリカの復興は、統括的な保健医療を伴なって、私たち国民の肉体的な健康を回復させることに関係します。 私は、閉鎖から2つの都市の病院を守るため、国際サービス労組とクリーヴランドの全労働組合と共に働きました。保健医療の市場に基づいたシステムは、何百もの地域の病院の閉鎖を引き起こし、医療へ行く機会を制限し、専門的な看護を否定し、費用を跳ね上げ、医療を交渉で値を決めるものにし、賃上げ交渉を強要しています。統括的保健医療の体系は、処方薬の保険を摘要することで、生活の質を守り、健康を私たちの民主主義により改善して反映するでしょう。私たちの国家には、これをするお金があります。

問題はそうです、私たちは政治的な自由を持っているかどうかです。私たちは意志を持っているかどうかです。何千万もの人々にとって、あらゆる事故とあらゆる病気が 健康を保つことができない恐れの中で進んでいるシステムを変える勇気を持っているかどうかなのです。

私たちは、貸出金利を引き下げ、規制し、略奪的な貸付けの慣行を終了させ、中級所得者層にいる人々のための住宅抵当控除のパーセンテージを増加させて、住宅保険削除をやめることによって、家を所有するというアメリカン・ドリームを回復しなければなりません。

「非良心的で不遠慮なお金の変換の慣行は、人の精神および心によって拒絶された世論の法廷において起訴されている。」
フランクリン・デラーノ・ルーズヴェルト大統領は1933年3月4日の就任演説で言いました。フランクリン・デラーノ・ルーズヴェルト大統領の下では、政府が、消費者の経済的活力に対する責任をとりました。今日、政府はクレジット・カード会社、銀行および保険会社を保護しています。

私たちの国家は、新しい工業政策で再生されるでしょう。そしてそこでは、私たちの産業基盤の保守が、私たちの国家経済の福祉を活気づけるものとして理解されるでしょう。私たちは国内の鉄鋼の生産と消費を、アメリカ製の鉄と国内の工場の生産能力を使って国内のインフラの再建をすることにより活性化することが出来ます。学校、道路、橋、港湾、下水処理場、水道設備、政府の庁舎を再建するために、私たちは少なくとも5000億ドル使う必要があります。デイビス・ベーコン・ギャランティーに裏付けられた高度に訓練され、高度に熟練した労働力がそれを可能にするでしょう。インフラ近代化のための連邦銀行が、国家に対し無利子のローンを組むことで、このプログラムに資金提供出来るでしょう。

アメリカには、完全雇用経済の夢を回復するための、私たちの国家の体力を回復するための、大規模な新しい公共事業プログラムが必要です。アメリカの経済が躓きそうになった時、フランクリン・ルーズベルト大統領はWPAを作りました。不満を抱いている者、意気消沈した者、公民権を剥奪された者を再生するために促進された労働は、私たちの国家を再建するための事業に関する発言や行動で、前向きな新しいリーダーシップを示すことで、私たちの国に新たな希望をもたらすことが出来るのです。

再建されたインフラは、アメリカの通商を回復する手助けになるでしょう。アメリカは、単にアメリカ株式会社の会計の手続きを改善したり、不法な経営幹部を投獄したりするだけでは、信用の危機を切り抜けられません。競争を取り戻し、独占を解体し、純粋な反トラスト法を実施し、連邦による法人の設立をし、タフト・ハートリー法を撤回して、職場に力強さと平等と労働の関係改善を取り戻すことで、我が国は、経済を修復しなければなりません。フランクリン・ルーズベルトは、「単なる貨幣の利益ではなく、私たちが社会的資本にかける大きさによる。」と言っています。

反トラストの施行は、経済の全ての分野、とりわけ種子の販売で国内の個人農家をビジネスから締め出す不公正を行っている農業分野で必要です。私たちは家族経営の農家を農業関連産業の市場支配と農家が生き残れないように価格を設定する独善的な政策から開放しなければなりません。アメリカはエネルギー分野で独占の危険性についてまさに学んでいるところです。アメリカ人が、食料に対して生産者が得る価格と消費者が支払う価格の違いについて学ぶとき、国家の食糧供給を輸入あるいは大規模農産業に依存するようになるリスクに気がつくとき、個人農家を守る改革に取り組むことになるでしょう。

アメリカの回復への最も大きな障害は、金権政治を助長する薄汚れた選挙運動と、裏で最も資金を供給した者に利益供与されるという仕組みです。全米の人口の1%以下の者が、連邦の選挙資金の80%を寄付します。所得のトップ1%は、さらに、50%以上の減税を受けました。税政は、富裕層をさらに優遇するものになっています。エンロンはホワイトハウスをコントロールし71人の上院議員と186人の下院議員に献金していたので、エネルギー市場を世界的に支配すべく準備を整えたのでした。

選挙運動の資金調達を各自統制することは、政府自体の個々の統制へ導くことになります。そして、この先25年にわたってウォール・ストリートの投機家の自由裁量で 本来メイン・ストリートにいる労働者の退職資金にほぼ7兆ドルを課することになる社会保障の民営化のような数々の計画の抑制を導くこともできます。政治的なプロセスの公の統制は公からの資金調達を要します。私たちのアメリカの民主主義の回復は公からの資金調達によって決まります。最高裁判所は、金銭を言論の自由と等しいものとしていますが、政府を所有する企業利益の力を制限しないでしょう。私たちの民主主義の設立は憲法と共に始まりました。人民による 人民のための 人民の不朽の政府を、企業が統制する滅び易い火から救い出すために公の融資を要求し、憲法を修正し新しくしましょう。

私たちがアイオワに集まり、労働者の状況を高めようと力を注いでいる今日、IBM はさらに15000 の勤め口を切り落とし、エームズ・デパートは 22000人の失業者を出して閉鎖し、アメリカ航空は 7000人を削減すると発表し、私たちの国家のリーダーのうちの数人は、油市場をコントロールしたいという欲望と戦争に対する渇望に心を奪われています。1961年の退任演説で、アイゼンハワー大統領はこのような警告をしました。「政府の会議では、私たちは不当な影響力の捕捉を警戒しなければなりません…軍産共同体による影響力です。置き違えられた権力が高まりを見せ破壊を招く可能性は今存在しており、これからも存在し続けるでしょう。」あなた方も私も知っているように、砲弾の餌食となる兵士になるのは、貧しい家庭の子どもたちや労働者の子どもたちです。そうならないためには、私たちがこの国のリーダーに、武器の増強をやめるよう要求し、開戦を目的とする会合を終了するよう要求し、威嚇的に軍事力を誇示するのを止めて、同盟国と共に世界的な安全の責任という仕事に取り掛かるよう要求しなければなりません。

私たちは、アメリカの新しいビジョンを必要としています。多数の国々の中の一つの国として、強い存在として。グローバルな企業利益を代表する、単極の、世界に対して高圧的な政策をとる王としてのビジョンではありません。

私たちは、人間の精神の最も崇高な大義において労働者とすべての人々を結ぶビジョンを必要とします。つまり、平和と公正です。これがアメリカの復興の最高の達成になるでしょう、世界中の人々の解放です。

私たちが目の前にある挑戦に向き合うこの時、預言者イザヤの嘆願を思い出してみましょう。「…不正という足かせの鍵を開けるとき。すべての残酷な鎖を壊すとき。その時、あなたの光は暗闇の中で光るでしょう。あなたの民は…、来るべき時代のために基礎を築きます。あなた方は断絶された道の修理工と呼ばれるでしょう。住まうための通りを元へ戻した人と呼ばれるでしょう。」

みなさん、働く全ての皆さん。暗闇の中で輝くのはあなたの光です。来るべき時代の基礎を築くのはあなたです。綻びを繕うのはあなたです。アメリカを復興に導くのはあなたです。
ありがとうございました。

訳注 - 16トン:
1947年にウエスタン歌手マール・トラヴィスが作詞、作曲し、歌いました。
生まれ故郷のケンタッキーで、年老いた炭坑夫から聞いた話をヒントにこの歌を書いたそうです。炭坑夫の人生の重みを歌った曲です。

1955年11月から56年1月初めにかけて、テネシー・アーニー・フォードの歌が全米ヒットパレードの第一位を独走し、ミリオン・セラーになりました。


 

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